珍しいわたりがに専門店として日々奮闘するなか、気が付けば半世紀以上がたちました。
わたりがにはとても繊細な蟹で、毎日20匹以上の蟹が弱ってしまいます。
塩分濃度や水温、水の透明度などはもちろん、状態のチェックも一匹ずつ毎日必ず行っているため、休日であっても管理に手を抜けません。
わたりがには、とても手間の掛かる蟹なんです。
なぜこんなにも高価で価値があるものなのか、少しご説明したいと思います。
希少性の高いわたりがにですが、実は扱い方にも神経を使います。冷凍保存などは論外です。お客様が召し上がる直前に捌かなければ、わたりがにが特有の旨味が見事に消えてしまいます。割烹 松屋では「捌きたて」に徹底的にこだわり、お客様にも水槽から取り出した活きがにをお皿に出してお見せし、「これを捌かせていただきます」とご紹介したうえで、ようやく調理をスタートしていきます。
そして、そのこだわりは勿論通販であるからといって変わることはなく、ご注文をいただいてから捌き、調理をすることで、納得のいく美味しいわたりがにをお届けしたいと思っています。
